ばばわんこ∪・・∪さくら

1990年生まれ 18歳の ばばわんこ『さくら』と、18歳9ヶ月でお星様になった さくらの母犬『たけ』のおはなし。

2007年

09月14日

(金曜日)

犬の脳梗塞について

2年前の夏、今は亡き母犬たけは、脳梗塞と診断されました。
その1年後、遠方であるのを理由に動物病院を変わったのですが、今度の獣医師は「犬の脳梗塞は考えられない」といったニュアンスのことを言い、実際にMRなどで検査したわけじゃないから病名特定は不可能だろうとの意見でした。

その時にネットをさまよい、情報を探し回りました。
犬の脳梗塞に関する記述は、とても少ないです。そもそも他の脳疾患との線引きが不明瞭なようです。脳疾患は老犬に多いだけに、十分な検査結果データが集まらないためなのかもしれません。

今日は、その検索結果の話(というかリンクと引用だらけ)です。
これから調べられる方の、何かの足しになれば良いのですが。


※青い文字は引用部分です。その内の赤字は個人的に注目した部分。
※誤字や誤りでないかと思われる記述もありますが、そのままにしてあります。
※引用元へは◆に続くサイトページ名から移動できます。


 *******犬の脳梗塞に関する検索結果***********


犬猫の神経病  MR画像あり
犬には大脳の梗塞がほとんど起こらない。
もとより、動脈硬化がほとんど起こらない。
しかし小脳梗塞は頻繁に起こる。
中年?老犬で起きる。
突然すごい発作と前庭障害(眼振、斜頸)が出る。

治療するしないにかかわらず、数週間で回復する。
おそらく血管走行に問題があるのだろう。
再発する犬はほとんどいないが、
ときどき小脳てんかんの後遺症が残る。



獣医神経内科・脳神経外科画像集  MR画像あり
vet_mking氏の言うように,犬の小脳梗塞は比較的多いかもしれない.
対照的に大脳梗塞はホントにまれ
.でもある.
ということで大脳梗塞.
柴,7歳,♀
突然左半身がふらついた
発症から10日後の画像と3ヶ月後の画像.
右中大脳動脈の出血性梗塞.
原因は不明.循環器,凝血系にも問題なし.
高血圧も,高コレステロールもない.
今では若干左前後足がつまずく程度.



pets-hop
脳梗塞は、人によくみられますが、犬ではまれです。脳梗塞は、脳血管の破裂によって発症し、出血を伴い、局所的な脳障害を引き起こします。
ほとんどの脳梗塞は、血栓が脳の動脈に詰まって起こり、その結果、動脈への栄養と酸素の僕給が阻害されます。この血液供給の阻害を梗塞と呼びます。血液を供給されない脳細胞は数分間で死亡します。
脳梗塞による症状は、犬にすぐあらわれます。錯乱、見当識障害から発作、昏迷、昏睡、または麻痔とさまざまですが、梗塞を起こした部位によって症状が異なります。通常、脳の局所的な腫脹を伴います。重度の脳梗塞では、犬は虚脱します。診断と治療 脳梗塞は、MRIまたはCTスキャンによって診断します。脳の腫脹を防ぐためにコルチコステロイドを使用し、発作の予防には抗疫攣薬を使用します。
脳梗塞は命にかかわる疾患です。予後は、発症した部位と傷害度によって変わります。
もっとも多くみられる脳梗塞の原因に血栓があります。血栓によって脳梗塞になった犬は、アスピリンを規則的に投与します。アスピリンによって血液の血栓形成傾向を減らし、再発を予防することができます。



日本獣医学会 Q&A
■ご質問
 犬のCTやMRIがなかなか設備がなく、犬の脳外科手術というのも経過があまりよくないことが多いと聞きました。
 現状では犬猫の医療現状は人間に比べてまだまだだと感じたのですがいまの獣医業界において、犬の脳梗塞などに対しての対処方法など、どのような治療が主流となっているのか、また、CTやMRIの普及について教えてください。

■お答え
 動物医療は人の医療のように専門分化が進んでいませんが、各分野(外科、内科、神経、循環器、眼科、血液、皮膚科など)の研究会、学会ができてかなりの時間が経っていますので、ホームドクターが的確な病院を紹介できる体制に少しづつ進んでいる段階と考えています。
 犬ではほとんど脳梗塞はありません。中枢神経(脳脊髄)疾患の診断はMRI検査の導入により画期的に進歩しましたが、獣医系大学でもMRI装置を導入するところが増加していますので、すべてとは行きませんが、かなりの病気が診断できるようになりました。病気の診断ができれば、腫瘍であれば腫瘍の、脳炎であれば脳炎の治療をしてゆくことになります。
 中には大学をしのぐ大きな病院もありますが、困った時には、2次診療施設である大学附属動物病院の利用も一法かと思います。ただし、ホームドクターからの紹介が必要です。
小川博之
東京大学大学院農学生命科学研究科高度医療科学研究室(附属家畜病院)



Petwell(猫の病気に関するところに記述あり)
 そのほか、脳神経症状にかかわるものとすれば、これも犬に多い症例だが、人間を悩ます「脳梗塞」があり、おもに高齢の犬がなりやすい。「脳梗塞」には、動脈硬化のために脳の血管内が狭くなって血流が止まる「脳血栓(けっせん)」と、心臓など脳以外の場所の血管でできた血栓(血小板や赤血球などの血液片の固まり)が脳の血管に入って詰まる「脳塞栓(そくせん)」とがある。脳細胞は、血液によって酸素とブドウ糖を供給されることによって命脈をたもっているから、わずか数分でも血流が止まると壊死していく。急に自宅の犬の眼が見えなくなったり、歩き方がおかしくなったりすれば、できるだけ早くCT診断を受けることが大切だ(ただしCT検査によってすべての脳神経疾患が診断できるわけではない)。早期なら、血栓を溶かす溶解剤を投与して、脳動脈の血流を再開させ、脳神経細胞の損傷を最小限にくい止めることも可能である。しかし脳梗塞のダメージが大きいと、出血がひどくなる。ときには周辺の血管から梗塞部位へ血液が送られ、症状が自然治癒的に回復する場合もある。


ペピィネット
犬の脳梗塞について教えてください
先日 脳梗塞と思われる発作があり一命はとりとめ、現在 自宅療養をしています。歩行もままならなかったのですが、今はよろめく程度で若干走れるようにもなりました。もともと心臓があまりよくなく、8年間処方食と投薬を続けていました。これからの自宅でのケアの仕方と注意点を教えてください。

現在、よろめく程度でも走れるようになったとの事、良好な回復を見せているのですね。脳梗塞のケアは、再度脳梗塞が起きないように、高血圧や高脂血症などがないかどうかを通院で確認することが第一です。また、心臓がお悪いとの事、心臓に対する管理をしっかりして行くことも大切ですね。まず、定期的な心臓の検査、一般身体検査を受け、現在の状況をしっかりと掴む事が大切です。温度差が激しい環境におかないようにしてあげてください。温度差が激しいと、それだけ血液の流れが変わり、心臓に負担がかかります。
食事管理はしっかりとしてあげましょう。運動に関しては、過剰に興奮することがないようにしてあげましょう。そして、何より大切なことは主治医の先生と密接な連絡を取りあい、わからないこと、疑問に思っていることは、納得がいくまで主治医の先生と話し合えるようにしましょう。



アニマルワン
概要
緊急事態です。血栓(血の塊)のために、脳の中の動脈がつまり、血の流れない部分の機能が急に止まってしまう病気です。急死することがあります。

症状
痙攣発作。失神、。歩行の異常。半身不随。異常の行動。異常な姿勢。意識の異常

診断
詳しい診察、ルーチン検査、詳しい神経の検査、X線検査、心電図検査、脳脊髄液検査、可能であればMRI検査などを行います。

治療
内科療法、支持療法を行います。24時間の看護体制が必要です。

予後
常に警戒を要します。



OKWaveコミュニティー(こまったときのデルフォーラム)
犬の脳梗塞というのは、確かにあまり聞いたことがないと、ある獣医師の言あり。

脳梗塞と診断されるまでの経緯(MRI)、症状、血栓溶解に効果あるかも知れないサプリメント情報が載ってます。
※ミミズ酵素を原料としたものと思われる。
以前、人間用で見かけたことあり。人用サプリ製作のため、ビーグル犬で血栓を溶かす効果を実験した…という記述が別のサイトであった。


gooペット ペットの病気 犬の痴呆症その1
病気からくるもの(痴呆症)では、脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、血管が破れたり(脳出血)して、脳の血管障害から起こる痴呆が多いようです。その他にも老齢に伴い脳の神経細胞が減り脳全体が小さくなることで起こったり、人間で言うアルツハイマー病の原因と同じ「βアミロイド」という物質が脳内に蓄積することにより起こると言われています。しかし、詳しい原因はまだはっきりわかっていません。


愛犬は、6歳で“中年太り”!? - [犬の健康]All About
「メタボリックシンドローム」、犬にもあるのでしょうか?
内臓のまわりに脂肪がたまる内臓脂肪肥満に加えて、高血圧症、高脂血症(高中性脂肪、低HDL)、糖尿症のうち2つ以上を併発している状態のことで、心筋梗塞などのリスクが高まるとされていますが……。
小林先生からは「現在のところあまり重要視はされていませんね。血管へのコレステロールや中性脂肪の付着が、犬の場合は起こりづらいので、心筋梗塞や脳梗塞になる可能性は低いです」とのご返答。




ヒト医学情報を参照
メルクマニュアル医学百科より
 ↓
脳梗塞

          ********

関連して、
突発性前庭疾患(老齢性前庭疾患)に関する記述

ペット 知識 特発性前庭疾患 - goo ペット

さとう 動物病院

のまた犬猫病院

ちいさな動物病院的ブログ
 「突発性前庭疾患」という名の病気があります。主に老齢の犬で見られるもので、突然起立不能になったり嘔吐が続いたり、あるいは歩き方にふらつきが出るなどの症状で最初に気がつきます。
 主に平衡感覚をつかさどる脳の「前庭」ということろに障害を生じるため、普段何気なく行っているバランス感覚が欠如します。犬の感覚としては人間で同じで「めまい」のようなものがあるのだと思います。
 ほかには眼球振とう(眼球が常に回転や横に振れたりすること)がみられ焦点が定まらなくなります。
 高齢の動物ではしばしばみられる疾患で、おおかた治療法も確立しているのですが、原因はいまだ「不明」とのこと。一説には梗塞や循環不全によるものだとする説もありますがわからない事も多々あります。


          ********   *****************   *********

以上、たくさん引用していますが、色々検索してみた感じでは、一番最初のリンク先にある短い記述が、もっとも端的に総論を述べているように思います。

・脳梗塞
・突発性前庭疾患
・てんかん
これらは脳疾患を抱える老犬にとって、
三つ巴というか、切り離せない関係にあるのかなぁ。嬉しくない話だけど。
脳に障害が出来るんだから当たり前と言えば当たり前だけど、認知症(痴呆)にも繋がるし。
予後は良いと言う獣医師が多い、突発性前庭疾患も、こう考えると決して楽観は出来ないと私は思います。

ちなみに、たけは診断した獣医師が異なるとはいえ、『脳梗塞』と『突発性前庭疾患』どちらも発症しています(そしておそらくは『てんかん』も)。
『脳梗塞』と『突発性前庭疾患』、症状の違いはといえば、眼振のあるなしだけ、でしょうか。本当に別々の病気なのか、調べているうちによくわからなくなってきたのですが。


現状では獣医さんによって言う事がまちまち。治療・予後に対する意見も色々。(MRIで検査しない・出来ない場合)

・犬の脳梗塞がよくあると言う獣医師は、突発性前庭疾患と同一視、あるいは関連性のある病気として扱っているよう。(小脳梗塞を指すと思われる)

・犬に脳梗塞は まずないという獣医師は、犬は動脈硬化を起こしにくいから(血液中にそういう物質があるらしい(主治医の言))…という認識。
それとは別に突発性前庭疾患を、原因不明の脳疾患(あるいは耳・前庭の疾患)とみなしているよう。


MRIでみれば、わかることであっても、老犬では麻酔が必要な検査を受けること自体、現実的でないから、診断が獣医師によってバラバラになるのも仕方のない事…なのかもだけど。
飼い主としては、何を信じればいいのやら…でした。
診断によって、治療法が違うのは、正直こわいです。
たけの脳梗塞という診断と治療も、ヘタすると症状を悪化させていたかも。
…実は脳出血の可能性もあったと、後から聞かされた経緯があります。血液サラサラにする注射とか打たれたのに。。。
そういう大事なことは、前もって言って貰わないと!です。


snormal0616132448.jpg
  亡くなる一週間前に描いた たけの絵。

たとえ何らかの脳疾患があって、ボケボケであったとしても、やっぱり一番可愛く、大切なわんこ。
ぽや〜っとして赤ちゃん返りしたようなところは、とても可愛くって大好きでした。
そりゃ、何も疾患がないほうがいいに決まってますが…ね。



** 犬の脳梗塞について検索されている方へ。**

上記検索結果と記事は、2007年当時の話です。
今後、医療の発達などにより、情報が古くなる、あるいは間違った記事になってしまうかも知れません。
どうぞご了承の上、ご覧くださいませ。

脳梗塞、うちの犬の場合の話を↓の記事にて掲載しています。ご参考にどうぞ。

たけが脳梗塞になった時の話1
たけが脳梗塞になった時の話2
'08.04.21 追記。

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*さくら ♀18歳 4月23日生
小心者ビビリ犬。
●病歴●
慢性腎不全・僧帽弁閉鎖不全症
白内障・膀胱炎・外耳炎・皮膚炎

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*たけ ♀18歳9ヶ月で永眠
(1988年9月〜2007年6月23日)
おおらかマイペース犬。
●病歴●
脳梗塞・認知症
↑(獣医師により診断異なる)
突発性前庭疾患
原因不明の発作
(てんかん重積発作?)
白内障・膣炎 etc…

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